税理士合格ロードマップ 第7回 簿記論の総合問題を攻略する方法

前回は、簿記論の計算スピードを上げるトレーニングについて説明しました。

今回はいよいよ、

簿記論の最大の壁である「総合問題」

の攻略法です。


1.総合問題とは何か?

総合問題とは、複数の論点が組み合わされた問題です。

  • 商品売買
  • 固定資産
  • 引当金
  • 決算整理
  • 精算表・財務諸表

これらが一つの問題の中に同時に出てきます。


2.多くの受験生が失敗する理由

総合問題でよくある失敗は次の3つです。

  • 問題を最初から順番に解こうとする
  • 一つの問題で止まってしまう
  • 計算用紙が整理されていない

本試験では、途中で止まると時間が足りなくなります。


3.総合問題の基本戦略

「解ける問題から解く」

これが最も重要な戦略です。

例えば次の順番で解くことが多いです。

  1. 簡単な仕訳問題
  2. 個別計算問題
  3. 決算整理
  4. 財務諸表作成

難しい問題は後回しにします。


4.時間配分の目安

簿記論の試験時間は120分です。

問題を読む 10分
仕訳・個別問題 40分
総合計算 60分
見直し 10分

自分の時間配分を決めておくことが重要です。


5.おすすめ練習方法

総合問題の練習は次のように進めます。

  • 最初は時間を気にせず解く
  • 解説を読んで理解する
  • 同じ問題をもう一度解く

「同じ問題を解き直す」ことが非常に重要です。


6.実戦ミニ問題

次の取引について仕訳をしなさい。

当期末に備品(取得原価500,000円、耐用年数5年、残存価額0円)の減価償却を行う。

解答を見る

減価償却費 = 500,000 ÷ 5 = 100,000

(借)減価償却費 100,000 /(貸)減価償却累計額 100,000


まとめ

  • 総合問題は複数論点の集合
  • 解ける問題から解く
  • 時間配分を決めておく

総合問題に慣れることが、簿記論合格のカギです。

次回は、

「財務諸表論とはどんな科目なのか」

を解説します。