第53回 決算整理ミニ総合問題①(基礎完成編)

ここまで決算整理仕訳を一通り学んできました。

今回は、実戦形式で確認してみましょう。

紙とペンを用意してください。
本試験と同じように、時間を区切って考えてみましょう。


【ミニ総合問題】

決算日は12月31日である。次の事項について、決算整理仕訳を答えなさい。

  1. 12月1日に1年分の保険料120,000円を現金で支払っている。
  2. 12月分の水道光熱費8,000円は翌年1月に支払う予定である。
  3. 備品300,000円(耐用年数5年、定額法、残存価額0円)を10月1日に取得している。

制限時間:3分

――ここで一度スクロールを止めてください。


【解答・解説】

① 保険料(前払費用)

1年分支払ったが、使ったのは1か月分だけ。

120,000 × 11/12 = 110,000円

仕訳
前払費用 110,000 / 保険料 110,000

→ 来期分を資産に振り替えます。


② 水道光熱費(未払費用)

使ったが、まだ払っていない。

仕訳
水道光熱費 8,000 / 未払費用 8,000

→ 足りない費用を追加します。


③ 減価償却

年間償却額:

300,000 ÷ 5年 = 60,000円

10月1日取得なので3か月分。

60,000 × 3/12 = 15,000円

仕訳
減価償却費 15,000 / 備品減価償却累計額 15,000


【この問題で確認したいこと】

  • 前払は「払いすぎ」
  • 未払は「足りない」
  • 減価償却は「期間配分」

すべて、期間のズレを修正しているだけです。


【実戦ポイント】

この3問は、本試験なら確実に取りたいレベルです。

もし3分を超えたなら、
まだ処理スピードを上げる余地があります。

読んで理解するのではなく、
時間内に処理できるかが重要です。


まとめ

  • 総合問題は基本の集合体
  • 期間のズレを意識する
  • 必ず時間を測る

次回は、
👉 「固定資産売却を含むミニ総合問題②」
に進みます。