第51回 本試験で“時間切れ”を防ぐための解答戦略

知識もある。
仕訳も書ける。

それなのに、本試験で落ちる人の最大の原因は、

「時間切れ」

です。

税理士試験(簿記論・財表)は、
満点を取る試験ではありません。

今回は、
時間内に合格点を取り切る戦略
を整理します。


1.まず理解すべき事実

  • 全問完答は前提ではない
  • 難問は必ず混ざる
  • 合格者も取りこぼしている

つまり、

「全部解こうとする人ほど落ちる」

これが現実です。


2.試験開始からの動き方

① 最初の5分は“読む時間”

いきなり書き始めないこと。

  • どの問題が重いか
  • 計算量が多いのはどれか
  • 明らかに取れる問題はどれか

これを見極めます。

② 取れる問題から処理する

売上・経費など、
迷いの少ない仕訳から書く

ここで得点を積み上げることで、
精神的に安定します。


3.やってはいけない行動

  • 最初の難問に30分かける
  • 1つの論点で止まる
  • 途中でやり直す

本試験で一番危険なのは、

「止まること」

止まった瞬間、時間は奪われます。


4.時間配分の基本モデル

たとえば120分の試験なら、

  • 最初の確認:5分
  • 確実に取れる問題:50〜60分
  • 重めの問題:40分
  • 見直し:10〜15分

あらかじめ配分を決めておくと、
焦りが減ります。


5.“合格点思考”とは何か

本試験では、

100点を目指す人より、70点を確実に取る人が受かる

難問は、全員が苦しんでいます。

そこで差はつきません。

差がつくのは、
基本論点を落とさない力です。


6.本番で安定する人の特徴

  • 処理順が決まっている
  • 完璧を求めない
  • 途中で感情に流されない

これは才能ではなく、
練習段階での意識で決まります。


まとめ

  • 全部解こうとしない
  • 止まらない
  • 基本を積み上げる

試験は「知識勝負」ではなく、
戦略勝負です。

次回は、
👉 「合格する人の勉強法と落ちる人の勉強法の決定的な違い」
に踏み込みます。