第16回 簿記入門(9)減価償却はなぜ現金が動かないのに費用になるのか

1.減価償却が分かりにくい理由

減価償却は、会計の中でも特につまずきやすいテーマです。

理由は明確で、
「現金が動かないのに、費用が発生する」
からです。

これまで見てきた費用は、
現金の支払や掛取引と結びついていました。

しかし減価償却では、
そのどちらも起きません。

2.まず「購入時」に何が起きているか

減価償却を理解するには、
時間を2つに分けて考える
ことが重要です。

例:100万円の機械を現金で購入した

購入時点で起きているのは、次のことです。

  • 現金が減る
  • 機械(固定資産)が増える

これは、


資産 → 資産への置き換え

であり、この時点では
P/Lは一切動いていません。

3.時間の経過で価値が減っていく

機械や建物は、使えば使うほど価値が下がっていきます。

この価値の減少を、
会計上、少しずつ費用として認識する
のが減価償却です。

4.減価償却費が計上されたときの動き

減価償却費を計上すると、次の変化が起こります。

  • P/L:減価償却費が発生(費用)
  • B/S:固定資産の価値が減少

そして重要なのは、


この時点で、現金は一切動いていない

という点です。

5.なぜ費用になるのか

減価償却費は、
「お金を払ったから費用になる」
のではありません。


資産を使って価値を消費した

その事実を、
期間ごとにP/Lへ配分している
だけなのです。

6.減価償却は「過去の支出」を整理している

現金の支出は、
すでに過去に終わっています。

減価償却とは、


過去に支払ったお金を、あとから費用に直している

と考えると、非常に分かりやすくなります。

7.減価償却と純資産の関係

減価償却費は費用ですから、

  • P/Lの利益を減らす
  • 結果として純資産を減らす

という影響を持ちます。

ただし、


現金は減らないが、純資産は減る

という点が、減価償却の最大の特徴です。

8.まとめ

  • 購入時は資産の置き換えでP/Lは動かない
  • 減価償却は時間の経過による価値の消費
  • 現金が動かなくても費用は発生する
  • 減価償却費は純資産を減らす

次回は、
「引当金はなぜ“まだ起きていない費用”なのに計上するのか」
を扱います。

第15回 簿記入門(8) 売掛金・買掛金が決済されたときのB/Sの動き

1.掛取引は「未決済の状態」だという確認

前回までで、現金取引と掛取引の違いを見てきました。

掛取引とは、
取引自体は成立しているが、お金のやり取りがまだ終わっていない状態
でした。

その未決済の状態が、B/Sでは

  • 売掛金(未回収の資産)
  • 買掛金(未払の負債)

として残っていました。

2.売掛金が回収されたとき、何が起きるか

売掛金は現金に変わるだけで、純資産は変化しない

まずは、売掛金の回収から見てみましょう。

例:売掛金100円を現金で回収した

このとき、新しい売上は発生していません。

起きているのは、
資産の中身が入れ替わるだけ
です。

  • 現金が増える
  • 売掛金が減る

つまり、


資産 → 資産への振替

であり、P/Lは一切動きません。

3.買掛金を支払ったときの動き

未払負債を現金で解消するだけで、P/Lは動かない

次に、買掛金の支払いを見てみます。

例:買掛金100円を現金で支払った

この場合も、新たな費用は発生していません。

  • 現金が減る
  • 買掛金が減る

これは、


資産 ↓ / 負債 ↓

という動きです。

ここでも、P/Lは動かず、
B/Sの中だけで完結
しています。

ここで、非常に重要な考え方を整理します。

会計では、

  • 取引(売上・費用の発生)
  • 決済(お金の回収・支払)

は、別の出来事として扱われます。

取引の時点でP/Lが動き、
決済の時点では、
B/Sの中身が整理される
だけなのです。

5.なぜ決済ではP/Lが動かないのか

これはとてもシンプルな理由です。

売上や費用は、
すでに過去の取引で認識済み
だからです。

回収や支払いは、
その後始末
にすぎません。

6.ここまでの流れを一気につなげる

ここまでの流れをまとめると、こうなります。

  1. 取引発生 → P/Lが動く
  2. その結果がB/Sに売掛金・買掛金として残る
  3. 決済時にB/Sの中身が整理される

この流れを理解すると、
掛取引が一気に分かりやすくなります。

7.税理士試験での重要ポイント

税理士試験では、

  • なぜこの仕訳ではP/Lが動かないのか
  • どの時点で純資産が増減するのか

といった点が、頻繁に問われます。


「これは取引なのか? 決済なのか?」

と自分に問いかける癖をつけると、
判断を間違えなくなります。

8.まとめ

  • 売掛金・買掛金は未決済の残り
  • 回収・支払はB/Sの中だけの動き
  • 決済ではP/Lは動かない
  • 取引と決済を分けて考えることが重要

次回は、
「減価償却はなぜ現金が動かないのに費用になるのか」
を扱います。

第14回 簿記入門(7) 現金取引と掛取引でB/Sはどう変わるのか

1.現金取引と掛取引の違いを整理しよう

会計の学習で、多くの人が混乱するのが
「現金取引」と「掛取引」の違いです。

まずは言葉の意味を、シンプルに押さえましょう。

  • 現金取引:お金の受け渡しがその場で行われる取引
  • 掛取引:後でお金を受け取る、または支払う取引

ポイントは、
「今、現金が動いているかどうか」
です。

2.現金取引がB/Sに与える影響

まず、現金取引から見てみましょう。

例:現金100円で商品を販売した場合

現金取引と掛取引によるB/Sの変化
現金取引と掛取引でのB/Sの変化

この取引で起こることは次の2つです。

  • 現金が増える(資産の増加)
  • 売上が発生する(収益)

P/Lで発生した利益は、
最終的に純資産を増やします。

その結果、B/Sでは、

  • 資産が増加
  • 純資産が増加

という、シンプルな変化になります。

3.掛取引がB/Sに与える影響

次に、掛取引を見てみましょう。

例:商品を100円で掛け販売した場合

この時点では、現金はまだ受け取っていません。

代わりに発生するのが、売掛金です。

  • 売掛金が増える(資産の増加)
  • 売上が発生する(収益)

この結果、B/Sでは、

  • 資産(売掛金)が増加
  • 純資産が増加

という動きになります。

4.掛取引では「負債」が増えるケースもある

掛取引は、売上だけでなく、
仕入や費用の支払い
でも登場します。

例:商品を掛けで仕入れた場合

  • 商品(資産)が増える
  • 買掛金(負債)が増える

このように掛取引では、
資産と負債が同時に増える
ケースがある点が重要です。

5.現金取引と掛取引の決定的な違い

ここで、両者の違いを整理します。

  • 現金取引:資産の中身が「現金」で動く
  • 掛取引:売掛金・買掛金という勘定科目が登場する

しかし、どちらの場合でも、


利益が出れば純資産が増える

という原則は変わりません。

6.仕訳を考えるときのコツ

現金取引か掛取引かで迷ったら、
次の質問を自分にしてください。

  1. 現金は、今動いているか?
  2. 後で受け取る・支払うお金はあるか?

これだけで、
使う勘定科目とB/Sの動きは自然に決まります。

7.まとめ

  • 現金取引は、その場で現金が動く
  • 掛取引では、売掛金・買掛金が登場する
  • どちらでも、利益は純資産を増やす
  • B/Sの変化を意識すると仕訳が楽になる

次回は、
「売掛金・買掛金が決済されたときのB/Sの動き」
を図で確認します。

第13回 簿記入門(7)仕訳はP/LとB/Sを同時に動かしている

1.仕訳が分からなくなる本当の理由

簿記や会計の学習で、多くの人がつまずくのが「仕訳」です。

借方・貸方、勘定科目、増える・減る……。
覚えることが多く、暗記になりがちです。

しかし、仕訳が分からなくなる最大の原因は、
「仕訳を単独で見てしまっていること」
にあります。

仕訳は、必ず
P/LとB/Sの両方を同時に動かしています。

2.仕訳の正体は「どこがどう動いたか」の記録

仕訳とは、簡単に言えば、


「会社の中で、何が増えて、何が減ったか」

を記録しているだけです。

そして、その動きは必ず次のどちらか(または両方)に影響します。

  • B/S(資産・負債・純資産)
  • P/L(費用・収益)

3.現金で商品を販売した場合

まず、最も基本的な例を見てみましょう。

現金100円で商品を販売した

このとき、会社では何が起きているでしょうか。

  • 現金が増える(資産の増加)
  • 売上が発生する(収益の増加)

これを仕訳で表すと、


借方:現金 100
貸方:売上 100

となります。

この仕訳は、

  • B/S:資産(現金)が増える
  • P/L:収益(売上)が増える

という同時進行の動きを記録しています。

4.費用が発生した場合

次に、費用が発生するケースを見てみます。

現金で消耗品を30円購入した

このときの変化は、

  • 現金が減る(資産の減少)
  • 費用が発生する(P/L)

仕訳は次のようになります。


借方:消耗品費 30
貸方:現金   30

ここでも、

  • B/S:資産が減る
  • P/L:費用が増える

という動きが、同時に起きています。

5.P/Lの結果は最終的にB/Sへ集まる

ここで重要なのは、
P/Lで発生した利益や損失は、そのまま終わらない
という点です。

収益と費用の差額である利益(または損失)は、
最終的に純資産を増減させます。

つまり、


仕訳 → P/Lが動く → 純資産が動く → B/Sが変わる

という一本の流れが、常に存在しています。

6.仕訳を見るときの正しい順番

仕訳を見るときは、次の順番で考えると迷いません。

  1. 何が起きたか(取引内容)
  2. 資産・負債・純資産のどれが動いたか
  3. 費用・収益は発生しているか

借方・貸方は、
この結果として自然に決まるもの
です。

7.税理士試験で仕訳が重要な理由

税理士試験では、仕訳そのものよりも、


「その仕訳が、どこにどう影響するか」

が問われます。

P/LとB/Sを切り離して考えていると、
応用問題で必ずつまずきます。

仕訳は、
P/LとB/Sを同時に動かすスイッチ
だと理解しておきましょう。

8.まとめ

  • 仕訳は単なる暗記ではない
  • 必ずP/LとB/Sを同時に動かしている
  • まず「何が増え、何が減ったか」を考える
  • P/Lの結果は最終的に純資産へ集まる

次回は、
「現金取引・掛取引でB/Sがどう変わるか」
を図を使って整理します。

第12回 簿記入門(6)貸借対照表(B/S)を「流れ」で理解する

1.なぜ貸借対照表が分かりにくいのか

損益計算書(P/L)は、
「一定期間にどれだけもうかったか」
を表すため、比較的イメージしやすい書類です。

一方、貸借対照表(B/S)は、
「ある時点で、会社に何があり、誰からのものか」
を示します。

この「時点」「状態」という性質が、B/Sを分かりにくくしている最大の原因です。

ただし、B/Sを
「P/Lの結果が積み重なった姿」
と考えると、一気に見え方が変わります。

2.貸借対照表の基本構造(超重要)

貸借対照表は、必ず次の形をしています。

  • 左側:資産
  • 右側:負債 + 純資産

そして必ず、
資産 = 負債 + 純資産
が成り立ちます。

これは暗記ではなく、意味で理解することが重要です。

3.資産とは何か?

資産とは、
会社が持っている「使えるもの」
です。

現金、預金、売掛金、建物、備品などが該当します。

ポイントは、
将来お金を生む可能性があるもの
という視点です。

4.負債とは何か?

負債とは、
いずれ返さなければならないお金
です。

借入金、買掛金、未払金などがこれに当たります。

つまり負債は、
資産のうち、他人の持ち分
と考えると理解しやすくなります。

5.純資産とは何か?

純資産は、
資産から負債を引いた残り
です。

言い換えると、
本当に会社のものと言える部分
です。

そして非常に重要なのが次の点です。

利益が出ると純資産は増え、損失が出ると純資産は減ります。

6.P/LとB/Sはどうつながっているのか

ここが今回の最大のポイントです。

  • P/L:期間の成績表
  • B/S:その成績が反映された残高表

利益が出ると、次の流れが起こります。

  • 利益が出る
  • 純資産が増える
  • B/Sの右側が増える
  • 同額だけ資産も増える

つまり、
利益が出る=会社の体力が増える
ということです。

7.費用と収益はB/Sのどこに行くのか

よくある疑問ですが、
費用や収益はB/Sには直接表示されません。

一度P/Lで集計され、
最終的に純資産としてB/Sに反映されます。

この点を理解すると、
なぜB/Sだけを見ても経営状態が分からないのか、
なぜP/Lとセットで見る必要があるのか、
が自然と分かります。

8.税理士試験でのB/Sの位置づけ

税理士試験では、
単なる暗記や形式的な仕訳処理ではなく、


「なぜそうなるのか」
「どこに影響が出るのか」

が問われます。

B/Sを、
止まった表
ではなく、
P/Lの結果が積み重なった流れのある表
として理解することが、合格への近道です。

9.まとめ

  • B/Sは「ある時点の会社の姿」
  • 資産=負債+純資産は意味で理解する
  • 利益は純資産を増やす
  • P/LとB/Sは必ずセットで考える

次回は、
「仕訳がB/SとP/Lをどう同時に動かすのか」
を具体例で見ていきます。

第11回 簿記入門(5)貸借対照表(B/S)を図で読む

前回は、仕訳が「1つの取引を、増えたものと減ったものに分けて書くメモ」だという話をしました。
今回は、その仕訳が最終的にたどり着く形のひとつ、
貸借対照表(B/S)をイメージでつかんでいきます。

細かい科目名を全部覚える必要はありません。
「左と右が何を表しているのか」だけ分かれば、今の段階では十分です。


1.貸借対照表は「ある時点の財産の写真」

貸借対照表(Balance Sheet, B/S)は、
一言でいうと
「ある日現在の会社の財産の一覧表」
です。

  • 何をどれくらい持っているか(現金・売掛金・商品・建物など)
  • どれくらい借金やツケがあるか(買掛金・借入金など)
  • その差し引きで、会社の正味の価値はいくらか(純資産)

こういった情報を、
左側と右側に分けて1枚の表にまとめたものがB/Sです。

ざっくりとした構造を描いたのが、今回の
図1「シンプルな貸借対照表(B/S)のイメージ」
です。


2.左側:資産の箱

図1の左側には、大きな箱があり、上に「資産」と書いてあります。
この箱には、次のようなものが入っています。

  • 現金・預金
  • 売掛金(ツケで売って、あとでお金をもらう権利)
  • 商品(在庫)
  • 建物・備品などの固定資産

ここには、
「会社が持っているもの、お金になるもの」
がまとめて入るイメージです。
第8回で出てきた
5つのグループのうち「資産」の代表例がずらっと並んでいる
と思ってください。


3.右側:負債と純資産の箱

図の右側には、同じくらいの大きな箱があり、
中が上と下の2段に分かれています。

  • 上段:負債(買掛金・借入金など)
  • 下段:純資産(資本金・これまでの利益の蓄積)

ここでの関係は、次のひとことに集約されます。

資産 = 負債 + 純資産

つまり、

  • 左側(資産)は、「会社が持っているもの」の合計
  • 右側(負債+純資産)は、「その資産をどのように調達したか」の内訳

という見方ができます。

  • 負債:
    銀行など他人から借りてきたお金や、「あとで支払う約束」の合計
  • 純資産:
    持ち主(株主など)が出したお金+これまでの利益の蓄積

第8回で出てきた
「持ち主から見た会社の正味の価値」=純資産が、ここで右下にまとめて表現されています。


4.簡単な数字のイメージで見てみる

イメージをつかみやすくするために、シンプルな例を考えてみましょう。

例)ある会社のB/S(かなりざっくり)
資産合計   1,000万円
  うち 現金・預金 300万円
    売掛金   200万円
    商品    200万円
    建物・備品 300万円
負債合計    400万円(買掛金・借入金など)
純資産合計   600万円(資本金+これまでの利益)

このときも、

資産1,000 = 負債400 + 純資産600

という関係は必ず成立しています。
B/Sを眺めるときは、

  • 左側に「どんな資産が、どれくらいのバランスであるか」
  • 右側に「どれくらい借金があり、どれくらい自前の力(純資産)があるか」

を見ていくと、「この会社はどんな体質なんだろう?」が少し見えてきます。


5.B/Sは「安全性」のヒントを教えてくれる

もう一歩だけ踏み込むと、B/Sは会社の安全性を考えるときにも役立ちます。

  • 負債が多すぎると、返済や利息の負担が重くなる
  • 純資産が厚い会社は、多少の赤字でもすぐには行き詰まらない
  • 資産の中身が現金や預金ばかりか、在庫だらけか、でも印象が変わる

もちろん、本格的な分析は簿記3級・2級の範囲を超えますが、
「左と右のバランスを見て、会社の体力をイメージしてみる」という感覚は、今から少しずつ慣れておくと役に立ちます。


6.今回のまとめと、次回予告

今回のポイントを整理すると:

  • 貸借対照表(B/S)は、ある時点の「財産の写真」
  • 左側には、現金・売掛金・商品・建物などの資産が並ぶ
  • 右側の上段は負債(他人から借りたお金や、支払う約束)
  • 右側の下段は純資産(持ち主が出したお金+これまでの利益)
  • どんな会社でも、資産 = 負債 + 純資産という式が必ず成り立つ

次回は、B/Sと対になるもう一つの表、
損益計算書(P/L)を図で読んでいきます。
「1年間の成績表」としてのP/Lを、売上・費用・利益の流れの観点からやさしく見ていきましょう。

第10回 簿記入門(4)仕訳って結局なにをしているの?

前回までで、お金の流れ・5つのグループ・家計簿との違いを見てきました。
ここからは、いよいよ簿記のキーワード、
「仕訳(しわけ)」の登場です。

とはいえ、まだ簿記3級のテキストのように
細かいルールを覚える必要はありません。
今回は、
「仕訳とは、取引をどういう形でメモしているのか」だけを、
イメージでつかみましょう。


1.仕訳は「取引のメモ」を共通ルールで書いたもの

まず、そもそも仕訳とは何かという話から。

ざっくり言うと、仕訳は
「1つの取引を、増えたものと減ったものに分けてメモしたもの」
です。

例として、次の取引を考えます。

例)現金で商品を1,000円仕入れた

この取引で起きていることは2つです。

  • 商品(財産)が 1,000円ぶん増えた
  • 現金(財産)が 1,000円ぶん減った

仕訳では、この「増えた」「減った」を
左右に分けて1行にまとめて書く
のがルールです。
このイメージを図にしたのが
図1「仕訳のイメージ(増えたもの・減ったものを1行にまとめる)」
です。


2.仕訳のカタチ:左が「借方」、右が「貸方」

仕訳の用紙(仕訳帳)は、真ん中に線が引いてあって、
左右に分かれています。

  • 左側:借方(かりかた)
  • 右側:貸方(かしかた)

先ほどの取引は、こう書きます。

借方(左) 商品 1,000 | 貸方(右) 現金 1,000

ここでは、「左が正義・右が悪」みたいな意味は一切ありません
単純に、
「増えたほうを左」「減ったほうを右」と決めているだけです。
(※正確には「どのグループが増えたか・減ったか」で左右が決まりますが、
 今はイメージだけで十分です)

図1では、

  • 上の大きな箱に「取引のイメージ」
  • 下の大きな箱に「仕訳の形」
  • 左:商品 1,000 / 右:現金 1,000

という形で、取引 → 仕訳の流れを表しています。
文字を囲んでいる箱は、見やすいように少し大きめにしてあります。


3.なぜ「増えたもの」と「減ったもの」を必ずセットにするのか

仕訳の大原則は、
「1つの取引は必ず、2つ以上の動きのセットになっている」
という考え方です。

さっきの例で言えば:

  • 商品が増えた(プラス)
  • 現金が減った(マイナス)

この2つをセットで書いておけば、

  • 「商品という箱」は、どれくらい増えたか
  • 「現金という箱」は、どれくらい減ったか

を後からきちんと集計できます。
これをすべての取引で続けると、最後には
B/S(貸借対照表)やP/L(損益計算書)を自動的に作れる
ようになる、という仕組みです。

つまり仕訳は、
将来B/SやP/Lを作るための「下書き」のようなものです。


4.別の例でも見てみよう

もう少しイメージを固めるために、別の取引も考えてみます。

例1:家賃を現金で50,000円支払った

  • 家賃という費用が 50,000円ぶん発生
  • 現金という資産が 50,000円ぶん減少

仕訳(イメージ)はこうなります。

借方:地代家賃 50,000 | 貸方:現金 50,000

例2:商品を掛け(ツケ)で200,000円分仕入れた

  • 商品(資産)が 200,000円ぶん増えた
  • まだ払っていないので、買掛金という負債が 200,000円ぶん増えた

仕訳(イメージ)はこうです。

借方:仕入 200,000 | 貸方:買掛金 200,000

どの例でも、
左と右の金額が必ず一致していることに注目してください。
これが、複式簿記のいちばん大事なポイントです。


5.借方・貸方という言葉にビビらなくてOK

初めて簿記のテキストを開くと、
借方・貸方・資産・負債・純資産…
と熟語のオンパレードで、気持ちが折れそうになります。

でも本質は、とてもシンプルです。

  • 1つの取引が起こると、必ず2つ以上の箱が動く
  • その「動いた箱」を、左側(借方)と右側(貸方)に分けて1行でメモする
  • そのメモが仕訳であり、たくさん集めるとB/SやP/Lができる

ここまで理解できていれば、
簿記の「骨組み」はもうかなり見えている状態です。


6.今回のまとめと、次回予告

今回のポイントを整理すると:

  • 仕訳=1つの取引を「増えたもの」と「減ったもの」に分けて書いたメモ
  • 仕訳の形は、左:借方/右:貸方という2つの欄に分かれている
  • どの仕訳も、左と右の金額は必ず同じになる
  • 仕訳を積み重ねることで、最終的にB/SやP/Lが作れる

次回は、ここで学んだイメージをベースに、
貸借対照表(B/S)を「図」で読む回に進んでいきます。
「会社の財産のスナップショット」を、視覚的に掴んでいきましょう。

第9回 簿記入門(3)家計簿と簿記の違い

ここまでで、お金の流れ5つのグループ(資産・負債・純資産・収益・費用)のイメージを見てきました。
今回はよく聞かれる
「家計簿と簿記って何が違うの?」
というテーマを、ざっくり整理してみます。


1.家計簿は「いくら使ったか」をざっくり見るノート

多くのご家庭で使っている家計簿は、
一言でいうと
「現金や銀行口座がどれくらい減ったかを追いかけるノート」
です。

たとえば、こんな感じです。

  • 3/5 スーパー 食費 4,000円
  • 3/10 電気料金 6,500円
  • 3/25 給料日 +250,000円

ここで気にしているのは、
「今月いくら使ったか」「残高がどれくらいか」
という点です。
少し乱暴に言えば、
「財布や口座から出ていったお金」だけ分かれば目的は達成されます。

ですから、家計簿は次のような特徴を持っています。

  • 現金・預金の出入りが中心(お金の動きだけ
  • お金を払った日ベースで記録(現金主義)
  • 1行に1つの数字を書く単式の形が多い
  • 目的は家計の管理・使い過ぎのチェック

これに対して、会社で行う簿記は、もう少し「ガチ」です。


2.簿記は「もうけ」と「財産」をきちんと説明する仕組み

会社が行う簿記は、
「今年どれくらいもうかったのか」
「今どれくらい財産があるのか」を、
税務署や銀行、株主などの第三者にも説明できる形で示すための仕組みです。

そのために、家計簿よりも少し厳密なルールが必要になります。

  • 現金だけでなく、ツケ(掛取引)やモノ(商品・建物など)も記録
  • お金を払った日ではなく、約束が発生した日で費用・収益を計上(発生主義)
  • 左側(借方)と右側(貸方)の2つの側に記録する「複式簿記」
  • 目的は、利益の計算財産・負債の把握

文章だと分かりづらいので、図1で家計簿と簿記を並べて比較しています。


3.図で比較:家計簿と簿記のちがい

図1:家計簿と会社の簿記のちがい(ざっくり)では、
左に「家計簿」、右に「会社の簿記」の箱を置き、
次のようなポイントを書き込んであります。

  • 家計簿:
    現金中心/支払った日ベース/単式/家計管理が目的
  • 会社の簿記:
    現金+掛け+モノ/約束が発生した日ベース/複式簿記/利益計算と財産管理が目的

イメージとしては、
家計簿は「ざっくり管理」
簿記は「きっちり説明」のための道具、と考えると分かりやすいです。


4.現金主義と発生主義の違いを、具体例で見てみる

家計簿と簿記の違いで、いちばん大きいのが
「いつ費用として記録するか」という発想です。

ここでは、スマホの電話料金を例にしてみましょう。

  • 3月:スマホを使って電話をしている
  • 4月上旬:3月分の利用について、請求書が届く
  • 4月末:口座から料金が引き落とされる

このとき、家計簿と簿記では記録のタイミングが変わります。

家計簿(現金主義)

  • 4月末、口座からお金が引き落とされたタイミングで
    「通信費 〇〇円」と1回だけ記録する。

簿記(発生主義)

  • サービスを受けた3月分の電話料金として、「通信費」を計上する。
  • まだ支払っていないので、「未払金」という負債も同時に計上する。
  • 4月末に実際に支払ったとき、「未払金の支払」として処理する。

つまり簿記では、
「サービスを受けた月の成績に、その費用をきちんと入れる」
ことを大事にしています。
この違いを、図2:現金主義と発生主義のちがい(電話料金の例)で整理しています。


5.なぜ簿記はそこまで細かくする必要があるの?

「そんなに細かく分けなくても、トータルで払っている額は同じでは?」
と感じるかもしれません。

しかし、会社の場合は次のような理由から、
「いつの利益なのか」を正しく分ける必要があります。

  • 銀行や投資家に対して、「今年どれくらいもうかったか」を説明する必要がある
  • 税金(法人税など)は、「その年のもうけ」をもとに計算される
  • いつも同じルールで計算しないと、去年と今年の比較ができない

そのため、発生主義(サービスを受けたタイミングで費用を認識)という考え方が使われています。


6.家計簿ができる人は、簿記もきっと得意になれる

ここまで読むと、「簿記ってなんだか難しそう…」と感じるかもしれません。
ただ、家計簿をちゃんとつけられる人は、簿記の素質アリです。

違いをざっくりまとめると:

  • 家計簿:
    「お金が減った瞬間」に印をつける習慣づくり
  • 簿記:
    その印を、5つの箱(資産・負債・純資産・収益・費用)のどこに入れるかまで整理する作業

つまり簿記は、家計簿に「箱分け」と「約束の管理」が加わったイメージです。
今の段階では、そこまで構えなくて大丈夫なので、

  • 家計簿は現金ベース・1行だけ
  • 簿記は、約束も含めて2つの側に記録する

この2点が頭に残っていれば十分です。


7.今回のまとめと、次回予告

今回のポイントを整理すると:

  • 家計簿は、現金の出入りを中心に「いくら使ったか」を見るノート
  • 簿記は、第三者に説明できる形で「利益」と「財産」を示すしくみ
  • 家計簿は支払った日ベース(現金主義)、簿記はサービスを受けた日ベース(発生主義)
  • 簿記では、掛取引やモノ(商品・建物など)も含めて5つの箱に分けて整理する

次回は、ここまでの話を踏まえて、
「仕訳って結局何をしているの?」というテーマに入っていきます。
簿記の世界で何度も出てくる「借方・貸方」の入口を、できるだけやさしく解説していきます。

第8回 簿記入門(2)資産・負債・純資産・収益・費用をざっくりイメージで掴む

前回は、「お金の流れ」と「取引」のイメージを見てきました。
今回は、簿記で何度も登場するキーワード
「資産・負債・純資産・収益・費用」という5つのグループを、
できるだけイメージで掴んでいきます。

最初から完璧に覚える必要はありません。
「なんとなく、この箱はこういうものが入る」というレベルで大丈夫です。


1.5つのグループは「箱」の名前

簿記では、会社のいろいろなお金やモノを、性質ごとに5つの箱に分けて考えます。

  • 資産:会社が持っているもの・お金になるもの
  • 負債:あとで払わないといけない義務
  • 純資産:持ち主から見た会社の「正味の価値」
  • 収益:もうけの原因になる「入り」
  • 費用:もうけを得るための「出ていくコスト」

これらは、専門用語っぽく見えますが、
言い換えれば「どの箱に入っている話なのか」を区別するためのラベルです。

記事の途中にある図(図1)では、
この5つの箱と代表的な中身を、シンプルに整理しています。


2.「資産」=会社が持っているもの

まずは資産です。
ざっくり言うと、「会社が持っているもの・お金になるもの」が資産に入ります。

  • 現金・預金
  • 売掛金(ツケで売って、あとでお金でもらえる権利)
  • 商品・製品・材料
  • 建物・土地・機械・備品

イメージとしては、
「会社の宝箱」のようなものです。
「将来お金になりそうなもの」が、この宝箱に入っていると考えてください。


3.「負債」=将来払う約束があるもの

次は負債です。
これは一言でいうと、「将来お金を払う義務・約束があるもの」です。

  • 借入金(銀行などから借りたお金)
  • 買掛金(ツケで仕入れ、あとで支払う義務)
  • 未払金(まだ払っていない代金)
  • 未払費用(電気代など「請求書は来たがまだ払っていないもの」)

資産が「宝箱」だとすると、
負債は「借りているもの」「あとで返さないといけないもの」です。

ここで大事なのは、
「実際に払ったかどうか」ではなく、「払う義務が発生したかどうか」です。
請求書が届いた時点で、負債が増えるイメージを持っておいてください。


4.「純資産」=持ち主から見た会社の「正味の価値」

3つ目は純資産です。
少し抽象度が高いのですが、イメージとしては
「会社をまるごと売ったときに、最終的にオーナーに残る部分」
です。

数学的には、

資産 − 負債 = 純資産

となります。
つまり、会社が持っているもの(資産)から、
借りているもの(負債)を引いた残りが純資産です。

純資産の代表例は:

  • 資本金(会社のスタート時に出してもらったお金)
  • 利益剰余金(これまでの利益がたまったもの)

「資産の箱」と「負債の箱」を並べて、その差額が「純資産の箱」
…というイメージでOKです。


5.「収益」と「費用」=1年間の成績表の主役

ここまでの3つ(資産・負債・純資産)は、ある時点の「財産の状態」を表すもので、
貸借対照表(B/S)に登場するグループでした。

一方、これから出てくる収益・費用は、
1年間の成績を表す損益計算書(P/L)に登場するグループです。

収益:もうけの原因になる「入り」

  • 売上高(商品やサービスを売って得たお金)
  • 受取利息(預金などの利息)
  • 受取配当金 など

「会社の成績にプラス方向に働く原因」が収益です。

費用:もうけを得るための「コスト」

  • 給料・賞与
  • 家賃
  • 水道光熱費
  • 広告宣伝費
  • 仕入(商品を仕入れるコスト) など

「会社の成績をマイナス方向に押し下げるコスト」が費用です。

収益 − 費用 = 利益

この利益が、前の章で出てきた純資産の一部としてたまっていく
というイメージを持っておいてください。
図2で、このつながりをシンプルに図解しています。


6.図で確認:5つの箱と、P/LからB/Sへのつながり

文章だけだと分かりにくいので、
ここまでの話を2つの図にまとめました。

  • 図1: 5つのグループと代表的な中身
  • 図2: 収益・費用 → 利益 → 純資産 という流れ

どちらも、ボックス+矢印でざっくりイメージできるようにしてあります。
細かい勘定科目を全部覚えるのではなく、
「だいたいこの箱に入るんだな」という感覚を持てれば十分です。


7.今回のまとめと、次回へのつながり

今回のポイントをまとめると:

  • 簿記では、会社の状態や動きを5つのグループ(箱)で捉える
  • 資産=会社が持っているもの・お金になるもの
  • 負債=将来払う義務(借りているもの)
  • 純資産=資産 − 負債(持ち主から見た会社の価値)
  • 収益・費用は1年間の成績表(P/L)の主役で、差額が利益
  • 利益は最終的に純資産として、B/S側にたまっていく

この5つの箱は、簿記3級以降もずっと使い続ける「共通言語」です。
最初はフワッとしていて構いませんが、何度も見ているうちに、
自然とイメージが固まっていきます。

次回は、
簿記入門(3)家計簿と簿記の違いをテーマに、
「ふつうの家計簿」と「簿記の世界」での考え方の違いを見ていきます。

第7回 簿記入門(1)お金の流れと「取引」の考え方

【Part2-1】お金の流れと「取引」の考え方(会計・簿記ゼロ入門①)

ここからは、Part 2:会計・簿記ゼロ入門に入っていきます。
今回(Part2-1)のテーマは、簿記のいちばん土台になる考え方──
「お金の流れ」と「取引」です。

簿記は、かんたんに言えば
「お金やモノがどう動いたか」を、決められたルールでメモする作業
です。その「動き」の最小単位が「取引」です。


1.まずは家計のお金の流れからイメージしてみる

いきなり「会社」の話をすると難しく感じるので、
まずはふつうの家庭(家計)のお金の流れをイメージしてみましょう。

  • 毎月、給料が銀行口座に入る
  • 家賃や光熱費、スマホ代が口座から引き落とされる
  • スーパーで食材を買うときに、現金やカードで支払う
  • たまにボーナスが入る、税金が引かれる

こんなふうに、
「お金が入ってくる」「お金が出ていく」を繰り返しながら、
1か月、1年の生活が回っています。


家計簿は、この「入った」「出た」をノートやアプリに書き残したものですよね。
簿記も、基本はこれとよく似ています。


2.簿記でいう「取引」とは何か?

簿記の世界では、お金やモノが動いた出来事を
「取引」と呼びます。

たとえば、会社でこんなことが起こったとします。

  • 商品を現金で仕入れた
  • お客さんに商品を売って、代金を現金でもらった
  • 給料を従業員に支払った
  • 銀行からお金を借りた

これらはすべて、簿記でいう「取引」です。
共通しているのは、

  • 会社のお金やモノの状態が変わっている

という点です。

逆に、「社長が雑談をした」「会議をした」など、
お金やモノの状態が変わらない出来事は、
簿記の上では「取引」にはなりません


3.「お金が動けば取引」だけではない

もう少しだけ踏み込んでみましょう。
「お金が動いたら取引」と言いましたが、実はお金が動かなくても取引になるケースがあります。

たとえば、

  • 商品を「掛け」で仕入れた(今は払わない・後で払う約束)
  • お客さんにツケで売った(今はもらわない・後で払ってもらう)
  • 月末時点で、まだ払っていない給料や電気代が残っている

こうした出来事は、

  • お金そのものはまだ動いていない

のに、「あとで払う義務が増えた」「あとで受け取る権利が増えた」
という意味で、会社の状態は確実に変わっています。

簿記では、こうした「あとで払う・あとでもらう」の約束も、
きちんと取引として記録していくのが大きなポイントです。


4.1つの取引の前後を「箱」でイメージしてみる

「取引」のイメージをつかむために、
会社をいくつかの「箱」に分けて考えてみましょう。

たとえば、

  • お金の箱(現金・預金)
  • モノの箱(商品・備品など)
  • 借金の箱(銀行からの借入金など)
  • 会社の元手の箱(資本金など)

というイメージです。

「商品を現金で仕入れた」という取引なら、

  • お金の箱が減る(現金が出ていく)
  • モノの箱が増える(商品が手に入る)

という変化が同時に起きています。

簿記は、この「どの箱が増えて、どの箱が減ったか」を、
あとで見ても分かるように記録していく作業です。
この「箱の増減」のルールを、もう少し厳密にしたものが仕訳になります。


5.家計と会社の「取引」の違い

家計と会社の取引には、共通点と違いがあります。

共通点

  • お金が入る・出るという意味では同じ
  • 「何に使ったか」「どれくらい残っているか」を知るために、記録が必要

違い

  • 会社は「儲け(利益)」をきちんと計算する必要がある
  • 取引先や銀行、税務署など、外部に説明する責任がある
  • 「お金が動いた瞬間」だけでなく、「約束が発生した時点」で記録する

家計簿は、

  • 実際にお金が出たとき・入ったときに書く

ことが多いですが、会社の簿記では、
「約束をした時点」で取引として記録するという点が大きな違いです。


6.「取引かどうか」を判定するミニチェック

最後に、「これは取引か?」を判断する簡単なチェックを用意しておきます。

次のうち、簿記の世界で「取引」として記録しそうなものはどれでしょうか?

  1. 社長が社員とランチミーティングをした
  2. 取引先に商品を売り、代金を現金でもらった
  3. 来月の展示会の打合せをした
  4. 電気代の請求書が届いた(まだ支払っていない)

答えは…

  • 2と4が「取引」です。

2は、お金が動いて商品が出て行っているので分かりやすいですね。
4は、まだ支払っていないものの、「支払わないといけない義務」がはっきりした瞬間なので、
会社の状態が変わった=取引として記録します。

1や3は、会社にとって大事な出来事ではありますが、
(それ自体では)お金やモノの状態が変わっていないので、
簿記上の「取引」にはなりません。


7.今回のまとめと次回予告

今回は、

  • 家計のお金の流れと、会社のお金の流れの共通点・違い
  • 簿記における「取引」とは何か
  • お金が動かなくても取引になるケースがあること
  • 「箱」の増減として取引をイメージする、という考え方

を見てきました。

次回は、
【Part2-2】資産・負債・純資産・収益・費用をざっくりイメージで掴む
として、さきほど出てきた5つの「箱」それぞれの中身を、
もう少し丁寧にイメージしていきます。