前回は、簿記論の計算スピードを上げるトレーニングについて説明しました。
今回はいよいよ、
簿記論の最大の壁である「総合問題」
の攻略法です。
1.総合問題とは何か?
総合問題とは、複数の論点が組み合わされた問題です。
- 商品売買
- 固定資産
- 引当金
- 決算整理
- 精算表・財務諸表
これらが一つの問題の中に同時に出てきます。
2.多くの受験生が失敗する理由
総合問題でよくある失敗は次の3つです。
- 問題を最初から順番に解こうとする
- 一つの問題で止まってしまう
- 計算用紙が整理されていない
本試験では、途中で止まると時間が足りなくなります。
3.総合問題の基本戦略
「解ける問題から解く」
これが最も重要な戦略です。
例えば次の順番で解くことが多いです。
- 簡単な仕訳問題
- 個別計算問題
- 決算整理
- 財務諸表作成
難しい問題は後回しにします。
4.時間配分の目安
簿記論の試験時間は120分です。
| 問題を読む | 10分 |
| 仕訳・個別問題 | 40分 |
| 総合計算 | 60分 |
| 見直し | 10分 |
自分の時間配分を決めておくことが重要です。
5.おすすめ練習方法
総合問題の練習は次のように進めます。
- 最初は時間を気にせず解く
- 解説を読んで理解する
- 同じ問題をもう一度解く
「同じ問題を解き直す」ことが非常に重要です。
6.実戦ミニ問題
次の取引について仕訳をしなさい。
当期末に備品(取得原価500,000円、耐用年数5年、残存価額0円)の減価償却を行う。
解答を見る
減価償却費 = 500,000 ÷ 5 = 100,000
(借)減価償却費 100,000 /(貸)減価償却累計額 100,000
まとめ
- 総合問題は複数論点の集合
- 解ける問題から解く
- 時間配分を決めておく
総合問題に慣れることが、簿記論合格のカギです。
次回は、
「財務諸表論とはどんな科目なのか」
を解説します。
