第40回 簿記入門(実戦練習編⑤・最終回)
簿記2級 直前総まとめ
― 合格者が試験当日に考えていること ―
第36回からここまで、
簿記2級合格を目的とした「実戦練習編」
を進めてきました。
最終回となる今回は、
試験直前・試験当日に頭の中で整理しておきたいこと
を、
できるだけシンプルにまとめます。
1. 簿記2級で本当に求められている力
簿記2級は、
知識量を競う試験ではありません
求められているのは、
- よく出る論点を知っている
- 決まった型で処理できる
- 時間内に形にできる
という再現性です。
2. 直前に必ず確認したい論点一覧
| 分野 | 確認ポイント |
|---|---|
| 決算整理仕訳 | 前払・未払・前受・未収、減価償却、引当金 |
| 精算表 | 整理→P/L→B/S の順番 |
| 損益計算書 | 費用・収益の区分、当期純利益 |
| 貸借対照表 | 資産・負債・純資産の整理 |
新しい論点を増やす必要はありません。
ここに挙げた内容が「自然に出てくる」状態が理想です。
3. 試験当日の頭の使い方
| ① 全体を見て戦略を決める |
| ② 取れる問題から取る |
| ③ 深追いしない |
特に重要なのは、
「迷ったら後回しにする」判断
です。
4. 合格者がやらないこと
| やらないこと | 理由 |
|---|---|
| 満点を狙う | 時間が足りなくなる |
| 初見論点に時間を使う | 得点効率が悪い |
| 最後に新しい問題を解く | ミスが増える |
合格者は、
「やらないこと」を事前に決めています。
5. 残り5分の最優先チェック
| 借方・貸方が逆になっていないか |
| 当期純利益がP/LとB/Sで一致しているか |
| 転記漏れがないか |
この確認だけで、
防げる失点は非常に多い
というのが実情です。
6. 簿記を学んだ意味
簿記は、
- 会社の数字の見方
- 利益と現金の違い
- 経営判断の土台
を理解するための言語です。
試験が終わったあとも、
この視点は必ず役に立ちます。
まとめ
- 簿記2級は戦略の試験
- 取れるところを確実に取る
- 順番と判断基準を守る
ここまで読み進めた方は、
すでに合格に必要な考え方を身につけています。
落ち着いて、
いつも通り処理してください。
